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【デザイン実例】フルオーダーで作る!リフォームジュエリー

ようこそジュエリーハナジマへ!

昨今ジュエリーのリフォームで来店されるお客様がとても多い事もあり、
今回はフルオーダーメイドで作るカラーストーンのリフォームジュエリーについて
お話していきます。

眠ったままのジュエリーはどんなもの?

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指輪やネックレスなどジュエリーのリフォームで来店されるお客様は、40代~60代が中心です。
お悩みとして共通しているのが、使っていないものが多数あるということです。
ダイヤだけでなくカラーストーンの指輪、ネックレスをお持ちの方も多いです。
ご自身でお求めになったものはもちろん、成人のご記念にご両親から贈られたものもあります。
昭和の時代、ジュエリーの良いものといえば、ダイヤなら立て爪、カラーストーンは取り巻きデザインが主流でした。

今と昔の取り巻き1_R

上は昔、下は今のデザインです。
画像をご覧になるとわかる通り、やはり時代を感じます。

なぜ昔のジュエリーを今身に着けないかという理由はきちんとあって…

・若い頃に流行っていたものが古く感じてしまう
・全体的に高さがあってぶつけたり引っかけたりしてしまうので普段使いしにくい

などです。

でも、しまったままになっていたジュエリーをリフォームするからには、普段使いさせたいですよね。
特別な時だけではなく、ちょっとお友達とランチに行ったり美容院に行ったり…
ご自身のライフスタイルや今の気持ちに合うよう、気軽につけられるものに変えられたらいいなと思いませんか?

そこでジュエリーリフォームの出番です。

ジュエリーのリフォーム、セミオーダーとフルオーダー

1番簡単なものはセミオーダーといって、枠やデザインが既に決まっていて、真ん中の石だけ乗せ替えます。

ただ、元の指輪やネックレスの周りについているようなメレダイヤは、セミオーダーの枠に対して
サイズが合わない
数が合わない
という理由で残念ながら使えないことがほとんどです。

楕円型カラーストーン_R

カラーストーンってこの画像のような楕円型が多いのですが、縦と横のサイズって微妙にどれも違います。
セミオーダーの枠は、色々なサイズでバリエーションもありますが、中々ご自身のお持ちの石にぴったりしっくり合うものって少ないんです。

ダイヤ用の枠に比べるとデザインが圧倒的に少なく、使いたいものが限られてしまいます。

そこで、フルオーダー。
中石はもちろん、周りのメレダイヤも全部使ってもいいし、足してもいいし、と自由に考えていくことができます。
残りのメレダイヤでもう1つ違うジュエリーを作ることもできます。
元が華やかであればなるほどたくさん素材があるため、1つのジュエリーから複数のジュエリーを作ることもできます。
お客様の中には4つや5つに分けた方も!

フルオーダーでのリフォームジュエリーは、もう無限です。

ルビーの指輪をフルオーダーリフォームするなら?デザイン実例!

実例をご紹介すると…

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こちらはルビーとダイヤの指輪です。
ルビーは縦と横の差が少ないタイプでよく見ると楕円型、周りのダイヤも丸のものと細長いものと2タイプ。
全体的に高さがあって、着けるとお洋服に引っかけてしまうようなデザインです。

これをフルオーダーリフォームするとして…

指輪とネックレスのデザイン画をそれぞれ描きました。
指輪だから指輪にしなくてはいけないという決まりはないので、普段指輪を着けない方は 身に着けやすいようにネックレスにしてもいいですね。

デザイン1

メレダイヤは8ピースあるので、両サイドに4ピースずつ配してお花を作ってあげると可愛いです。若い方でも着けられるルビーの指輪です。

50代、60代の方がご自身のためはもちろん、お嬢様に譲りたいという理由でリフォームする方もいらっしゃいます。

デザイン2

こちらは、指輪でもすっきりしたデザイン。
高さを抑えて低めに作ってあげると使いやすいです。

デザイン3

こちらはネックレス。
8ピースのメレダイヤだと全周取り巻くことはできないので、下にメレダイヤを配してルビーを支えてあげるイメージです。

今ある素材だけで考えて浮かんだデザインですが、これで完結させずにメレダイヤや他のカラーストーンをプラスできるのもフルオーダーリフォームの良い所です。

デザインのイメージですが、今はインターネットでいくらでも調べられるので、こんなのが好きっていうものがあればお持ちください。
お客様の持ってこられたジュエリーを、その素材でどこまでお好きな雰囲気に近づけられるかを見ていきましょう。

フルオーダーリフォームなら、1つのものから複数のジュエリーも!

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続いてはガーネットの指輪です。
取り巻きデザインの中石は、ルビー、サファイア、真珠、エメラルドが多いですが、ガーネットもありますね。
結晶が大きいため、ルビーに比べると大きめのものもあります。

こちらは取り巻きの上にもう1段階高さがあるデザインです。
このデザインが好きという方もいらっしゃるのですが、高さや引っ掛かりはどうしても気になってしまうところです。

そこで、取り巻きを残したデザインをいくつか…

Gデザイン1

Gデザイン2

こちらはガーネットを横置きにしたパターンです。
それだけでモダンな印象になってきます。
そこに太めでも細めのアームでも全体として綺麗にまとまるタイプです。

同じ取り巻きデザインでも、出来上がりの雰囲気は全く違うものになります。

これをプラチナではなくゴールドで作ってもいいですし、そうすると同じデザインでもカジュアルに見えてきます。

Gデザイン3

こちらはネックレスへのリフォーム。
石が大きいのでそれだけでも十分ですし、このデザインにするとメレダイヤがたくさん残るので、それでハーフエタニティのリングを作ることもできます。

リピーター様も多いジュエリーハナジマのリフォーム

昔ながらの色石たち1_R

ご紹介したような昔ながらのジュエリーをお持ちの方は多いと思います。
ご両親から贈られたものは20歳の時には使わないかもしれないけど、いつかきっと使う時が来るから…と20年後30年後を見据えて贈ってくださっているはずです。
いざ自分がその年になった時に使う機会がないという方は、ご両親の贈られた時の気持ちを大切にして是非リフォームを役立ててほしいなと思います。

ジュエリーハナジマは、リフォームのお客様も多いので製作事例も本当に多いです。
今回はフルオーダーのリフォーム焦点を当ててきましたが、当店ではフルオーダーもセミオーダーもどちらも対応できます。
どういう風にしたいというパターンは皆さん違いますので、そこに合わせてライフスタイルやご予算などお伺いしながら、その人その人に合ったご提案ができればと思います。

眠ったままのジュエリーをお持ちの方は、お気軽にリフォームジュエリーのご相談にいらしてください。

今回の“フルオーダーで作る!リフォームジュエリー”が面白かった勉強になったという方は、チャンネル登録をよろしくお願いいたします。
チャンネル内では、こちらの他にリフォームに関する動画をいくつかアップしているので、是非ご覧くださいね。

40代女性におすすめ!一生モノのダイヤモンドジュエリー



ようこそジュエリーハナジマへ!

今回は40代の女性におすすめのジュエリーです。

色々なお客様を接客させていただいた経験に基づいて、今回は3つのジュエリーをご紹介いたします。

ジュエリーを選ぶ上で大切なこと

ダイヤジュエリー

20代30代を経て40代を迎えた方は、生き方、考え方において“自分”というものが形成されていると思います。
それは男女問わずに、お仕事、子育てなど日々を頑張られている方です。
30代のガツガツした感じもなく大人の余裕も出していきたい、じゃあ自分に似合うジュエリーってどんなものかな?と考えるんじゃないでしょうか。

そこで「自分自身が一番輝く」をテーマにしたジュエリーをご紹介したいと思います。

一つめが流行を追うのでなくて、自分自身を表現すること。
少し砕けた言い方をすると、ご自身が好きだっていうジュエリーを身に着けていただくことです。

二つめ、カジュアルなものをたくさん持つよりも、一生もののジュエリーを持っていただきたいです。
具体的な金額でいえば100万円以上を目指していただきたいなと思います。

そして三つめ、最後です。
私共ジュエリーショップとしてもお伝えしたいのですが、宝石は購入してからのメンテナンスが大事、宝石が輝き続けるためにはメンテナンスは欠かせません。
きちんとメンテナンスの説明をしてくれたり、アフターケアをしてくれたりする宝石店やスタッフと出会えるかとうかが重要です。

ジュエリーの良い所は、使っても減ることはありません。
むしろ使う時期が早ければ早いほど、輝ける時間が増えるんです。
汚れてきたらクリーニングすればまた元通りの輝き、美しさです。

一生モノのジュエリーを買っていただければ、これを後世まで残していける。
そういった視点からも一生モノのジュエリーという言葉を使ってご紹介させていただいています。

では、早速40代女性におすすめする一生モノのダイヤモンドジュエリーを見ていきましょう。

0.5カラット以上、一粒ダイヤのネックレス

フェアリー3

40代の女性におすすめの一生モノのジュエリー、まずは一粒ダイヤのシンプルなネックレスです。
デザインは必要ありません。
大事なのは七色に輝く一粒ダイヤ。
0.5カラット以上は狙っていただきです。
もう余裕があれば1カラット以上でも是非と言いたいところです。

これは男性女性問わずですが、20代30代の方と比べると40代って体も変わってくるはずです。お肌のハリやツヤなどです。
首元が空いているお洋服を着ているときに、小さめの可愛らしいプチネックレスも良いんですが、冒頭に申し上げたような「大人の余裕」を見せることを考えると、その時にやはり0.5カラットぐらいあると映えますし、お顔周りを明るく見せてくれます。

時間は戻りません。そしてこれから50代、60代というステップが待っているわけなので、そこまで見越して1カラット以上をおすすめしたいという気持ちもあります。

高品質な一粒ダイヤのシンプルなピアス

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40代の女性におすすめの一生モノのジュエリー、二つめは、意外と驚かれるんですけど一粒ダイヤのシンプルなピアスです。

なぜピアスなのかというと、先程ご紹介したようなネックレスだと胸元に1粒、ピアスは両耳に着けると単純にダイヤが2粒必要になり金額は単純に2倍です。
そこを一般的にどうしているかというと、ピアスに使用するダイヤはネックレスよりも品質を落としたものです。
そうした事情もありまして、本当に綺麗な七色に輝くダイヤのピアスをお耳に着けている方はそうそういらっしゃいません。
だからこそ、本当に綺麗なダイヤを一粒、お耳にバシッと着ける。これが「大人の余裕」です。
七色に輝くピアスがお耳に付いていれば、太陽光にあたった時にとてもキラキラするんです。
女性の方ってそうしたところを結構見ていて、「あれ?あの人のピアスすごく綺麗…」となるわけです。

少し話が逸れますが、品質が高いダイヤモンドを使う場所の1位が指輪です。
なぜかと言うと、ご自身はもちろん他人からも見えるからです。
2位はネックレスです。ネックレスは指輪の面積と比べると広くなるため、やはり大きなダイヤを使用するんです。こちらも指輪同様他人から見えますし、お化粧室など鏡の前に立った時に胸元に綺麗なものを着けていると凛としたり、「今日も頑張ろう」というような気持にさせてくれたりします。
その次にピアス。ところが、先程申し上げたようにピアスの場合ダイヤを2つ使用します。その上、髪に隠れ やすいというところもあって品質を下げるんです。
最後にブレスレットです。手首を飾ろうとするとダイヤモンドの数が必要になります。数が必要な分、ブレスレットに使用するダイヤはランクを落としたものを使用するのが一般的です。

大粒ダイヤが贅沢なエタニティリング

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40代の女性におすすめの一生モノジュエリー、最後の三つめはエタニティリングです。

エタニティリングは横一列にダイヤが並んでいますが、小粒のメレダイヤのものではなく、40代の女性の方には大粒ダイヤのエタニティをおすすめしたいです。
ダイヤ1ピースごとに鑑定書がつくような贅沢なサイズで、大体1ピースが0.2カラットくらいのものが並んでいるリングでしょうか。

一見「ちょっと大きすぎないかな?」と感じるかもしれないんですけど、着ける指はどこでもいいんです。
特に手というものはその方が生きてきた証しみたいなものが現れる場所だと思うんです。
だからこそ40代女性の方には、これから50代、60代、70代を迎えるにあたって大粒のエタにティリングを着けていただきたいです。
もちろん、メレダイヤのような小粒の細いエタニティを重ね付けしてファッションリングのように楽しむのも素敵です。
ただ、あえて大粒。
これは大人の余裕がないと着けこなせません。
だからこそ40代女性におすすめのジュエリーなんです。

ご自身を輝かせてくれるダイヤモンドを

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ここまでを見ると「高いジュエリーを購入してってことなの?」と思われるかもしれません。
一生モノというと、ご説明した通りダイヤの粒が大きめのジュエリーをご紹介しているのですが、金額に関しては鑑定書の内容から4Cのグレード(カラー、クラリティ等)で調節ができます。
というのも、ダイヤモンドって「鑑定書の内容が最高だから7色に輝く」というわけではないんです。
ジュエリーハナジマでは、ダイヤモンドに対して「七色に輝くこと」を一番大切に考えています。
七色に輝くからこそ着けているときに「わあ綺麗」と周りに気付かれるんです。
「このジュエリーの金額はいくらだったか」なんていうのは、周りの方はわかりません。
ジュエリーは自分自身が頑張ったご褒美みたいなものではありますが、身に着けた時に自分を輝かせる、かつ周りの方からも褒められるような「輝きや美しさ」が大事です。
それが一番お伝えしたいことです。

お洋服も何枚も着飾らない、あえてシンプルになっていく。
40年間生きてきたその方の生き様と言いますか、かっこよさとか大人の余裕みたいなものが滲み出てくると思うので、着飾るものを足し算して掛け算していくのではなくて、ジュエリーの場合はあえて引き算も大事だったりするので、そういった部分を一粒のダイヤモンドで表現していただくと素敵だと思います。

今回の“40代の女性におすすめの一生モノのジュエリー”が面白かった勉強になったという方は、チャンネル登録をよろしくお願いいたします。

50代、60代の女性は以下の記事も是非ご参考ください。

プロが語る!50代ジュエリーはカラーストーンがおすすめ

60代女性におすすめ!プロが選ぶジュエリー5選!

【プロが語る】宝石の本当の価値とは?

ようこそジュエリーハナジマへ!

お客様から質問されることの多い、“宝石の価値”について今回はお話いたします。

宝石の価値って何だと思いますか?

分かりやすく数字で見て取れるのが価格ですよね。

「価値のある宝石ってどれですか?」という質問はよく聞かれます。


宝石の価値、使用価値を意識してほしい

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価値といっても多方面から見て色々な価値があると思うんです。
業界の先輩方もおっしゃられてるんですけども、とりわけ宝石に関しては“使用価値”が半分以上です。
使用価値は、言葉そのままで使うことによって価値が出るという意味です。

具体的に言えば…
ご自分の記念お仕事を頑張った時
家族が増えた時
ハレの場のお祝いで
そうしたシーンで素敵なものを購入し身に着けて使っていくことで、ご自身の日々のモチベーションを変えていくものという視点です。
まずは使用価値で宝石と向き合っていただきたいです。

なぜかと言うと、価値を“交換価値”だと思っている場合が多いからです。
宝石の場合、「使わなくなって不要になったから買い取ってもらおうと思ったけれど、購入した金額とは全然違う」というのがよく言われていることです。

製造費や人件費、手間代など色々なものが含まれてジュエリーは売られていますが、売却の時はあくまで金やプラチナなどの地金、セッティングされた宝石そのものだけの価値になるので、購入時の金額とはやはり差が出ます。

資産価値ある宝石とは何億、何十億円の世界

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ただ、そうした中でも未来永劫ずっと価値のある、未来の価値を作っていく非常に類まれな希少性の高い宝石も世の中には存在しています。

例えば、
非加熱のミャンマー産のルビー
カシミール産のサファイア
Dカラーでフローレスの大粒ダイヤモンド
アーガイル産地証明がついたピンクダイヤモンド
などです。

共通して言えるのは、購入が簡単ではないということです。
価格だけの話ではなく、まず見つける事が大変なので宝石自体に出会えるかどうかです。
国内だとそういうものに接する場も限られてしまうし、海外で探せばよいのか?といっても、コネクションがないと難しいです。
そうした資産価値のあるものは既にごく一部の方の中で回っていますし、あとはオークションでしょうか。たまにニュースになっているものだと、中国の個人投資家が孫のために12億円でブルーダイヤモンド競り落としました、なんて話だとか。
その場に出てくるようなものは何億円、何十億円という世界です。
では、それを手に入れられる方はどれだけいらっしゃるのか?
世界を見れば多くの方がいらっしゃるのでしょうけど、でもそれはそれで、そういう世界もあるということです。
一般的な方がハレの場で使うもの、ご記念として受け継いでいくものは、資産価値とは別の物として考えていただきたいと思います。

資産価値というと、毎年何かを生み出してくもの、キャッシュフローを生み出していくもの、今は株や不動産などがそれにあたります。
宝石はそうなのかというと、お金ではないと思います。

宝石の資産価値以外の素晴らしさ

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宝石を使用することで、その人並びに周りの方々が思い出というものを得られる、思い出を作っていけるんです。
お金は使ったらなくなってしまいますが、思い出はなくならないですし減らないです。
宝石=お金としてみるのではなく、受け継いでいける類いまれな美しさを持つ希少性のあるもの、その美しさを愛でて次の世代へ紡いでいくっていうのが本来の宝石の価値ではないかと思います。

もちろん宝石を入手するには、何億何十億ではないにしろ高額です。
ブライダルで来られた方が婚約指輪や結婚指輪を買うとなると安くない金額だと思います。
お金を稼ぐことは大変ですが、婚約指輪や結婚指輪は気持ちを表すものとして、お金から形を変えて、宝石にしてずっと残していけるからといって贈られるわけです。
そこに宝石の素晴らしさがあります。

もちろんお金は生きる上で大切ですし、たくさんあるに越したことはないですが、昨今、宝石の価値=資産価値に寄り過ぎてしまっている傾向にある気がします。

宝石は使うことで減らないですし、使うことによって自分のモチベーションをどんどん高めていってくれて、50年100年使っても壊れません。
ずっと変わらないことが最大の魅力だと思います。

使用価値を考えたダイヤモンドの指輪

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今までのお話は天然の宝石についてでしたが、今は人間が作った合成石も巷にはたくさん出てきています。
出来る限り予算は抑えて大きいダイヤを送りたいっていう思考の方もいらっしゃいますし、そうした方には合成石も価値があるものだと思います。

長い長い目で見た時、遠い将来でしょうか、“宝石の定義や希少価値”に当てはまるのは合成石、天然の宝石どちらなのかといえば、やはり後者でしょう。
大量生産できて多くの人が持つものは宝石の定義から外れてしまいます。

使用してこそ価値があると言われて、毎日気兼ねなく使えるとなれば「たぐいまれな美しさを持つ希少性のある美しいもの、かつ硬度が高いもの」としてはダイヤモンドが安心です。

以前にジュエリーハナジマのYouTubeを見て、ご自身のご褒美に何か購入したい、と来店してくださった女性のお客様。

ご自身のご褒美に悩まれていたのがバーキン。すごく憧れはありますが、宝石と比べると使える年数が少ないし入手も非常に困難。
そんな悩みを抱えた中で、なぜ当店に来てくださったのかと言うとバッグとダイヤモンドを比べた時に
「宝石の輝きはずっと変わらない、指に着けた指輪を毎日見る事で自分のモチベーションを高めてくれるもの。私が今欲しいものはダイヤだ」
と思ったそうで、そこでダイヤモンドの指輪をオーダーしてくださいました。

“ご自身を高めてくれる”
宝石やジュエリーに対してこういうことを仰られる方が増えている気がします。

ご家族や大切な人に受け継いでいく、ジュエリーハナジマが伝えたい宝石の価値

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ジュエリーをプレゼントされたり、ご自身で購入されたりした方はもうどんどん使ってください。
プレゼントされたものを使わずに取っておくく方も多いと思いますけど、それはもったいないです。
大事にしすぎるがあまりに使わないというのは、それはもう価値がないです。
たくさん着けてください。
使っていて汚れたなと感じたらクリーニングするので持ってきてください。
デザインがちょっと…なんて思うなら、リフォームしましょう。

そして、どんどんどんどん使って、その後はご家族や大切な方などに受け継いでいってください
それがジュエリーハナジマが伝えたい宝石の価値です。

やや乱暴になってしまった表現もあったかもしれませんが、今回の“宝石の価値”が面白かった勉強になったという方は、チャンネル登録よろしくお願いいたします。

60代女性におすすめ!プロが選ぶジュエリー5選!

 

ようこそジュエリーハナジマへ!

今回は60代女性におすすめのジュエリーをご紹介いたします。

60代というと、お客様の話を伺っていても、年齢を重ねて手の雰囲気が変わってくる時期です。
手にシワや筋っぽさが出てきたり、指のサイズが変わって結婚指輪がキツくなってきた…など頑張って働いてきた女性の手ですね。

今60代の方が若い頃は所謂バブルの時代でした。
色々なものを楽しんできたけれども、手の雰囲気が変わってきて当時のジュエリーや細いデザインのものが似合わなくなってきたなと感じる方もいらっしゃるのではないでしょうか。

ではどんな指輪が60代女性におすすめでおしゃれなのかというと…
ざっくりいえばボリュームがあるジュエリーが似合います。
手に貫禄が出てくるので小さいよりは大きいもの、細いよりは太いものです。
大きくて太めだけど少し柔らかさのあるデザインです。
直線的なデザインだと少し硬い感じがするので、流れるようなラインや断面に丸みがあるなど、そういう優しさのあるデザインのジュエリーがおしゃれですごく似合ってくると思います。

重ね付け風エタニティリング

ジュエリーハナジマのオリジナルリング


ジュエリーハナジマでの60代女性におすすめの指輪は、こちらのエタニティリング。
エタニティリングって細めだったり太めだったり色々ありますが、これはそのエタニティリングの2連です。

2本着けているわけではなくて、重ね付け風のデザインです。
重ね付け風ですが間に空間があるので印象が重くならない指輪です。
逆に空間がないとしっかりしたフォーマル感が出てしまいますが、空間があることで抜け感や透け感が表現できるので、普段使いにも60代女性におすすめの指輪です。

重ね付けエタニティリングは60代女性におすすめ
同じデザインでも地金によって雰囲気が変わってきます。
イエローの方がよりカジュアルに映るかもしれないですが、好みやご自身の肌が綺麗に見える素材で良いと思います。

幅広デザインのフリルリング

60代女性におすすめ一生ものの指輪

K18 D0.97ct ¥1,160,000


もう一つおすすめは、全体が小さいメレーダイヤで埋め尽くされている幅広のデザインの指輪です。
幅広だけど縁取りがスカラップのようになっていて可愛らしさや柔らかい雰囲気もあっておしゃれです。

60代女性におすすめ幅広デザインの指輪

また、メレダイヤが留まっている部分は滑らかで引っ掛かりが全くないんです。
メレダイヤが埋まったパヴェデザインは、ダイヤを留める爪の部分に引っかかりのあるイメージを持たれている方もいらっしゃいますが、この指輪はその心配は全くありません。
指に着けた時の指当たりも良いです。
20代や30代の若い方がジュエリーを身に着けるとなると、細みだったり華奢なくらいの方がきっと上品でおしゃれですが、今ご紹介したリングは60代より上の女性がお似合いになるかなと思います。

大人可愛い立体的なお花リング

60代におすすめ、おしゃれなお花モチーフの指輪

K18 D0.21ct D0.98ct ¥1,272,000


もう一つ60代女性におすすめのジュエリーをご紹介します。
可愛らしいけど大人しか着けこなせない、ボリューム感あるキラッキラのお花の指輪です。

大人可愛い指輪は60代女性におすすめ

PT D0.22ct D1.00ct ¥1,310,000


メレダイヤが埋め込まれた5枚の花弁に、センターダイヤの大きさは0.2カラットほど。
花弁の形や反り方を全て変えたり、1枚に留まっているメレダイヤの数もそれぞれ違ったりと、自然のお花をイメージしています。

お花って中心が下がっているので花弁の先の方までメレダイヤで埋め尽くした上で立体感を出して、おしべやめしべの部分に当たる部分がふわっと出るような感じにお仕立てしています。

メレダイヤの数や角度が花弁ごとに全て違うので、動かした時の輝きの変化が凄く大きいんです。
これはまさに“大人可愛い”おしゃれな指輪です。

まろやかな色味、ラベンダーひすいの指輪

60代女性におすすめおしゃれなラベンダーひすいの指輪

左 PT/K18 J17.8ct D0.97ct ¥2,960,000 右 PT J5.55ct D0.31ct ¥1,350,000


次におすすめなのはラベンダーひすいの指輪です。
ひすいって緑がベースになってくるのですが、これは同じひすいの中でも淡い上品な紫色。
これはやはり若い方は目に入ってこない宝石だと思います。
紫という色自体がご年齢がちょっと上の方の方にお似合いになってきますが、その中でも少しミルキーな この優しい色味っていうのはやっぱり60代、これからの70代、80代にという色じゃないでしょうか。
お洋服にはもちろん和服にもお似合いになると思います。

60代におすすめのラベンダーヒスイの指輪
こちらは17カラットで大きくはありますが、強かったりゴツくなってしまったりする感じはありません。
質感はマットですが、表面がツヤっとしています。

40歳と60歳では全然違うので、40まではジュエリーの大きさで迷ったときに小ぶりでもいいと思うんです。
60代はやっぱり大きい方がいいと思います。
お肌も乾燥した感じが出てきたらジュエリーでツヤ感を出してテンション上げていきたいですよね。
年齢を重ねていくことをマイナスに捉えるのではなく、こうやってプラスして自分 で意識してツヤを出して毎日楽しく生きていくことが大事なんじゃないでしょうか。

どこから見ても輝く雫型ネックレス

60代女性におすすめのジュエリーハナジマオリジナルネックレス

左 D0.46ct ¥600,000 右 D1.00ct ¥1,170,000


最後に60代女性におすすめのネックレスをご紹介します。
こちらは大きいサイズと小さいサイズでそれぞれゴールドとプラチナと全部で4点。

ふっくらした柔らかな雫デザインで、身に着けた時に正面だけでなく横、斜めから見た時に全方向輝いてくれておしゃれです。

60代女性におすすめのネックレス

PT D0.47ct ¥600,000


隙間なくメレダイヤを埋め込んだ方が綺麗ですし、金属の部分が目立たないようにメレダイヤのサイズを細かく分けてセッティングしています。

大きい方はメレダイヤがトータルで1カラットほどあります。
1粒で1カラットあるものって素敵ではあるけれど、お値段もやはりそれ相応。
メレダイヤのメリットは、こういう風にメレダイヤが集合したものでトータル1カラットだったら、1粒で1カラットよりボリューム感やこの面積が取れるのでおしゃれですし、すごく映えるところです。

また、こちらも上記でご紹介したフリルリング同様に全然引っかからないです。

メレダイヤを留める際の最後のチェックは、“女性のストッキングにあてた時に引っかからないか”です。
フリルリングのようなパヴェデザインの指輪はお洋服に引っかけてはいけないので、絶対そうならないようにチェックが入っています。

こちらは大小サイズがありますが、お洋服の感じというのは人によって違うのでどんなシーンで身に着けたいかで選べばよいと思います。

60年生きてきて流行りに流される経験もしてきたところで、今はもうそれを経てご自身の好きなものは大体出来ていると思います。
指輪は使っているときに目に入るものだから、“これ好きだわ”って思えるものが大事です。

60代女性は顔周りに明るいものを

一粒ダイヤのピアス

ジュエリーハナジマはお好みのダイヤモンドでピアスもオーダーメイドもできます


60代女性におすすめの指輪とネックレスご紹介しましたけど、やっぱり顔周りって 明るいものや光りものが一つあると印象は違うと思います。

60代になってくると髪の悩みも出てくるのでショートヘアの方も多いんじゃないでしょうか。ショートにすると耳が出るので、ピアスもおすすめです。大ぶりデザインを着けるのも格好良いですし、輝きのある一粒ダイヤのピアスを着ける、なんていうのもおしゃれです。

指輪は何か作業する時に気になるから着けないという方もいますし、ネックレスは 肩がこるし夏場はちょっとかぶれやすいという方も、その点ピアスは一番身に着けていて邪魔にならないんです。
あともっと現実的な話でネックレスの金具の着脱が後ろでやりにくくなってくるので、ネックレス自体しなくなった方もいらっしゃいます。
ただ、ピアスって朝1回着けると1日そのままでもおしゃれっぽさやきちんとしてる感じが演出できます。

色々なピアスを身に着けてご自身に似合うものを比べてみるのが良いと思います。ピアスって試着できないお店が多いんですけど、ジュエリーハナジマはご試着もできます。
店頭で気兼ねなく着けていただいて、サイズ感で迷った時にはお声掛けいただければと思います。

今回は60代女性におすすめのジュエリーを色々ご紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか。
様々な経験をしてきた大人の女性たちに、自信持って好きな指輪やネックレス、ピアスなど堂々と身に着けてほしいと思います。

一生ものになるようなジュエリー選び、ジュエリーハナジマがお手伝いさせていただきます。
こちらでご紹介した商品につきましてもお気軽にお問合せください。

60代女性におすすめの指輪やネックレス、素敵だなと思っていただけたら是非チャンネル登録をよろしくお願いします!

秋冬に映えるジュエリー

ようこそジュエリーハナジマへ!

今回の動画は、秋冬に映えるラザールダイヤモンドの新作オータムウィンタージュエリーのご紹介です。

以前にもご紹介したフェアリーシリーズ。
こちらはおかげさまで反響も多く、実際に見てみたいと店頭にお越しいただいたお客様もいらっしゃいました。

ダイヤがそのまま宙に浮いているかのような
“これ、どうやってダイヤを留めてるの?”
と皆様に驚かれるフェアリーセッティング。

2023年の秋冬の新作テーマはフェアリーゴールドです。

ラザールダイヤモンドのフェアリーゴールドジュエリー

これまでラザールダイヤモンドのフェアリーシリーズはプラチナが多かったのですが、今回はゴールドに特化した新作をご紹介していきます。
ジュエリー業界全体的としてゴールドが来ているという事もありまして、明るい気持ち、ポジティブさなどを自己表現したいという方が増えている印象です。
ゴールドとプラチナのコンビネーション素材で華やかさを楽しんだりしています。

揺れる度に輝くゴールドステラ

秋冬おすすめのピアス、ゴールドステラ

D0.60ct ¥495,000(税込)

 

まずご紹介したいのが、こちらのフェアリーセッティングのピアス、ゴールドステラ。

扇のような形で揺れるととってもきれいです。

秋冬になるとお洋服の色味はトーンダウンしがちですが、そんな時にこのゴールドステラのピアスを持ってくると最高に格好良いです。

華やかなフープタイプのトレリス

秋冬おすすめのおしゃれなピアス、トレリスフープ

D0.70ct ¥638,000(税込)


続いて秋冬に映えるジュエリーとしてご紹介するのがトレリスフープ、フープタイプのピアスです。
こちらは縦に巻いたような形で、真ん中に向かってダイヤの大きさがグラデーションになっています。
画像で見ると大きく見えるかもしれませんが、縦1.3cmになるので実際に身に着けると程良い大きさです。
両耳で0.7カラット、サイドから見るとより立体感があります。
1粒ダイヤのピアスは持っているけど、もうちょっとデザインがあるものを着けたい…
という方には、背中を押してあげたいピアス。
ご年齢帯も問わず身に着けられます。

定番商品としてメレダイヤモンドを敷き詰めたフープタイプのピアスはありましたが、トレリスフープのようなダイヤの大きさをグラデーションにしたデザインは意外とありませんでした。
小・中・大のラザールダイヤモンドのきらめきのコラボレーションは、遠くからでも近くで見ても美しいです。
秋冬に映えるこちらのピアス、身に着けて行く先々で楽しんでいただけると思います。

シンプルながら抜群に輝くシングルピアス

秋冬におすすめラザールダイヤの片耳ピアス

片側のみ D0.12ct ¥129,800(税込)

 

秋冬に映えるジュエリー、続いてご紹介するのはフェアリーゴールドのシングルピアス。
チェーンにダイヤが垂れ下がるタイプで、ペアではなく片耳用です。
この2つのシングルピアス、なぜチェーンの長さが違うのかというと…
ピアスの穴って1つだけ開けてると思いがちですが、昨今は皆さんオシャレで穴が複数開いていたりします。
そうした時にチェーンの長さが2種類ないと、身に着けた時にバランスが悪くなってしまう事も。
「ピアスって両耳同じものをしないといけないって思ってしまう」という固定概念を崩しましょう。
片耳に短いの、もう片方には長いのを、何だったら形が違うものを着けても問題ありません。
穴の位置が右と左ぴったり同じかっていうとそうではないですし。ジュエリーにおいて、そういった自己表現や自由さもいいんじゃないかなと思います。

ハッピーモチーフ 四つ葉のクローバーシリーズ

おしゃれなダイヤネックレス、ラザールのクアドリフォリオ

D0.96ct ¥866,800(税込)

ラザールのフェアリーセッティング、シンプルな1粒ダイヤのネックレスやピアスといった印象が強いかもしれませんが、今回のようなデザインものもあります。

その中でも秋冬に映えるジュエリーとして個人的におすすめしたいのが、四つ葉のクローバーデザインのクアドリフォリオ。

おしゃれなダイヤリング、ラザールのクアドリフォリオリング

D0.96ct ¥866,800(税込)

 

こちらはクローバーシリーズ。

ラザールダイヤのクローバーブレスレット

D0.48ct ¥415,800(税込)

ラザールダイヤの可愛いデザイン、クローバーネックレス

D0.96ct ¥866,800(税込)

 

3つ繋がっているデザインのネックレスは、四つ葉のクローバーの大きさがグラデーションになっています。
縦にリーチが出るのでこの季節はロングネックレス1本持っていただければすごく活用できます。

ラザールダイヤは本当に七色に輝きますので、少し離れたところから見ると大きな1粒に見えるかもしれないです。
そして四つ葉とはいうものの、四つ葉の真ん中にもダイヤが入っていてオシャレです。

ハッピーモチーフの四つ葉のクローバー、そのラッキーハッピーなモチーフを身に着ける事でモチベーション上げて頑張っていこうって感じられるといいなと思います。
本来ジュエリーはそういう力があるんです。
だからこそ、“そこに使う宝石は絶対的に美しいものであってほしい”
というのがジュエリーハナジマとしての願いです。
そうした経緯があって代表の花島は美しいダイヤモンドを選び込んでいます。

長く使えるラザールダイヤモンドのフェアリーシリーズ

ジュエリーハナジマに来て下さるお客様は、婚約指輪や結婚指輪がジュエリーの初めての入り口という方も多くいらっしゃいます。
そこでダイヤやカラーストーンの素晴らしさに気づいていただいた方とは、本当に長くお付き合いしていただいています。

例えば、婚約指輪や結婚指輪を作っていただいた方が結婚10周年の記念の時に旦那様がこっそり来られてフェアリーシリーズのネックレスを奥様へのプレゼントとして買っていただいたり、女性の方も昇進をきっかけにフェアリーシリーズのピアスをご自身へのプレゼントとして買いに来られたり、とか。

長く使えるデザインですし、来店時に持ってきてくださればその場でクリーニングもできますから、また綺麗な状態にして帰っていただいて…長いお付き合いができます。
さらにリフォームするところまで考えたら、本当に長く使えます。

ご両親からお嬢様へファーストジュエリーのプレゼントをフェアリーシリーズに、というお客様もいらっしゃいます。

秋冬に映えるジュエリーとして、今回ご紹介したゴールドの新作は本当に可愛いです。
私自身、ラザール社から送られてきた箱をパカッと開けた瞬間ピアスを見て、「可愛い!」って言ってしまいました。
ダイヤモンドの質だけでなく、デザインも素晴らしいです。

きらきら輝くラザールダイヤのゴールドジュエリーで、秋冬の寒い季節にぱっと華やかさをプラスしてみませんか。

秋冬に映えるラザールダイヤモンドの新作ジュエリーが素敵と思っていただけた方、チャンネル登録よろしくお願いいたします!

カラーチェンジするアレキサンドライトの魅力

ようこそジュエリーハナジマへ!

今回は カラーチェンジする宝石の魅力についてお話します。

色が変わる宝石、ご存知ですか?

アレキサンドライトのリング

宝石は光学効果といって
スター効果(例:スタールビー)
キャッツアイ効果(例:クリソベリルキャッツアイ)
シラー効果(例:ムーンストーン)
イリデッセンス効果(例:オパール)
このように色々あるのですが、カラーチェンジも光学効果の内の1つです。

カラーチェンジする宝石はいくつかあるのですが、その代表格としてアレキサンドライトをご紹介します。

アレキサンドライトの魅力

色変わりするアレキサンドライトのルース

LED色の下で見えるアレキサンドライト

色変わりするアレキサンドライト

電球色の下で見るアレキサンドライト


こちらは濃い紫色が美しい1ctアップのアレキサンドライト。
簡単にお目にかかれる機会がない希少石で、宝石好きな方が最後に手に入れたい宝石ともいわれます。

アレキサンドライトの魅力は、光源で色が変わるところです。
自然光の下では緑色に、白熱光の下では紫のようになります。

1830年頃にロシアで最初に発見された時は、エメラルドだと思われたそうです。
というのも、緑色といっても今のような細かい分類がなかった時代ですので、
緑色=エメラルド、赤色=ルビーというような考え方をされていたそうなんです。
今の時代こそ夜になると電気の明かりが溢れていますが、電気の下で見た時に「あれ?色が違う」と気付いたそうです。

ちなみに、アレキサンドライトは鉱物名ではありません。
実際の鉱物名はクリソベリルで、アレキサンドライトはその変種。クロムが微量に入ることで変種になります。

他にも下の画像のようにガーネットやサファイアも光源によってカラーチェンジします。

色変わりが楽しいカラーチェンジガーネット

LED色の下で見えるカラーチェンジガーネット

色変わりが楽しいカラーチェンジガーネットの裸石

電球色の下で見えるカラーチェンジガーネット

カラーチェンジサファイア

LED色の下で見るカラーチェンジサファイア

カラーチェンジサファイア

電球色の下で見るカラーチェンジサファイア


ただ、アレキサンドライトほどわかりやすく色変わりする宝石は少ないです。

カラーチェンジする宝石、特にアレキサンドライトを含めてどういうものが評価が高いかというと、
ご覧いただいた通り、色変わりの強さです。
はっきりと色が変わるものの方が希少価値が高く美しいです。

色変わりの一瞬を捉えるのってとても難しいですが、我々人間はそれを目で見て楽しむことができます。
だからこそ、お求めになる時には絶対に実物を見ていただきたいなと思います。
インターネットでもお買い物は出来ますが、写真を見るのと人の目で実際見て感じるものってやはり違います。

アレキサンドライトの楽しみ方

アレキサンドライトの指輪

LED色の下で見るアレキサンドライトの指輪

アレキサンドライトとダイヤの指輪

電球色の下で見るアレキサンドライトの指輪


アレキサンドライトのようなカラーチェンジする宝石は光源がとても重要です。

室外はもちろん室内のLEDライトや蛍光灯、レストランのような照明の場所で見え方がかなり変わってきます。

昔手に入れてご自宅で楽しんでいたアレキサンドライト、照明をLEDに変えてみたら何だか以前と色変わりが違う…もしかしてこの宝石に何か起こったの?と心配になられる方もいらっしゃるかもしれません。
アレキサンドライトに何か人の手で加工したり退色したりすることはないので、照明が変わると見え方も変わるという事を覚えていてほしいと思います。

画像のように光源を変えるとはっきり色変わりが見て取れますが、通常のミックス光状態でアレキサンドライトの色変わりをその時その時で楽しんでみてください。あとは太陽と遊ぶのが一番良いかもしれません。
是非自然光の中、色々な光源の下で楽しんでみてください。

繊細すぎるカラーチェンジフローライト

カラーチェンジフローライトのルース

LED色下のカラーチェンジフローライト

色代わりするカラーチェンジフローライト

電球色下のカラーチェンジフローライト


アレキサンドライト、カラーチェンジガーネット、カラーチェンジサファイアをご紹介しましたが、宝石商として変わり種としてご紹介したいものもあります。

それがカラーチェンジフローライトです。
別名はホタル石。
カラーバリエーションは様々で、画像のものは濃いめの青。他には紫だったり、照明を変えてみるとサファイアのようなブルーにも見えたりします。

ただ、この美しいカラーチェンジフローライトはとってもデリケートな宝石です。
爪よりちょっと硬いぐらいになるため、指輪などにお仕立てできません。なぜならデリケートゆえに割れてしまうからです。
この凝縮された美しさをルースのまま楽しんでいただく、それがもうフローライト上級者の楽しみ方です。

言葉にできないアレキサンドライトの魅力

アレキサンドライトの指輪とネックレス

カラーチェンジする宝石をいくつかご紹介してきましたが、ファーストジュエリーとして選ぶ方は少ない印象です。
アレキサンドライトは知っている方が少ない宝石のひとつだと思いますが、一見地味でもあるんです。
ダイヤモンドのように7色をギラギラと出すわけでもないですし、パライバのようなネオンブルーでもない、ルビーのようなはっきりとした赤やブルーサファイアのような透き通る青でもありません。

「これ何色って言うんだろうね?」という言葉にして表現できないようなところ、パッと言い表せないその奥ゆかしさが、最大の魅力であり、魅力と思える方が手に入れる宝石であると思います。

ダイヤモンドやご自身の誕生石を見ていろんなカラーストーンとに触れていった中で、最後にこの アレキサンドライトと向き合われるのもいいかもません。

ちなみにアレキサンドライトは男性にもおすすめです。
色感的にもすごく男性が使いやすいですし、実際にお店に来てくださる男性の方でアレキサンドライトのファンの男性の方多いです。
ちなみに、我々宝石商はアレキサンドライトのことをアレキと言います。
だから、もし良かったらお店に来られる方は「アレキ見たいです」と言ってください!

アレキサンドライトはじめ、カラーチェンジする宝石の魅力いかがでしたでしょうか?
面白かった、勉強になったという方はチャンネル登録よろしくお願いいたします。

プロが語る!50代ジュエリーはカラーストーンがおすすめ

ようこそジュエリーハナジマへ!

今回は50代の皆様にカラーストーンジュエリーのおすすめを紹介します。

ジュエリーに限らず、洋服でも髪型でもシルエットって大事ですよね。
そして定番のものほどマイナーチェンジしていく。

今の50代から60代の方が20代の頃は、ジャケットスーツに肩パッドが入っていましたよね。それが当時の最先端であり流行でした。
今は肩パットは入っていないですし、全体的に柔らかい雰囲気やカジュアルなファッションになってきました。
そうした今の流行りのお洋服には、どういったものを合わせたらオシャレなのかということをお伝えしていこうと思います。
50代を迎え、ご褒美ジュエリーや一生もののジュエリーをお仕立てしたいという方の参考になりますように。

50代におすすめ!ピンク系カラーストーンのジュエリー

50代におすすめピンク色カラーストーンの指輪
ジュエリーハナジマが50代の方におすすめしたいのが、ピンク系のカラーストーンジュエリーです。

ピンクといっても幅広くて、

  • 本当にど真ん中のピンク色
  • 赤身の強いピンク色
  • 黄色が入って少しオレンジっぽいピンク色
  • 青みの入ったピンク色

とたくさんあります。

パパラチアサファイア色の比較

左側はピンクが強めでほのかな青みを感じるパパラチアサファイアです。
右側の宝石はピンク色の中にオレンジを感じます。
指輪などジュエリーになっているものでもルースのままの状態でも、実際に自分のお肌に乗せてみて、50代の女性の手が綺麗に見えるピンク色を探していただきたいなと思うんです。

肌馴染みの良いモルガナイト

ペアシェイプのモルガナイトルース

まず、ピンク系の宝石でおすすめなのがモルガナイト。
これはど真ん中のピンクというよりも肌馴染みが良いピンクです。
ピンク色はお肌から浮かない色なので手に馴染むのですが、逆に馴染みすぎてしまう場合には、ある程度大きさのあるものが良いと思います。
大きさがあっても肌から浮かないので変なインパクトがなく、派手な感じや指輪に着けられている感じはありません。
50代の方がピンクのジュエリーと聞くと、可愛すぎるちゃうんじゃないかな?と思う方も多いですが、ここまで大きいとまさに大人が着けることのできるピンクです。若い方が身に着けたら大きすぎてしまいます。
年齢を重ねて手の感じが変わり始めている頃ですので、ある程度大きい宝石の指輪が50代の手の雰囲気にはおすすめです。肌からも浮きません。

例えば、こちらをジュエリーにお仕立てするとして…
指輪にすると大きすぎる感じがするのであれば、ネックレスにしても映えます。
メレダイヤで周りを取り巻きにしても可愛いですし、エレガントです。

モルガナイトのペアルース

続いて色味が薄いピンク色のモルガナイトのペアルース。
例えば、ジュエリーにお仕立てするとなった時にこれはピアスにして普段使いにもいいと思います。
色は淡いけれど大きさがあるので、カジュアルに着けたい方にはピンクゴールドの地金で取り巻いてあげると優しい感じに仕上がります。

モルガナイトのような肌馴染みのいいピンク系のカラーストーンジュエリー、今までチャレンジしてこなかった50代の方もちょっと試していただけたら面白いんじゃないでしょうか。

硬度が高くジュエリーにおすすめ!ガーネット

ロードライトガーネットルース

他にも、秋冬っぽい感じでいうとロードライトガーネットです。
ピンクよりも紫や赤のようですが落ち着いた色味ですし、ガーネット自体がすごく硬い宝石のため普段使いにもおすすめです。
ピンクほど肌馴染みはないものの決して肌から浮く色ではありませんし、お洋服にはこの色の方が合わせやすいかもしれません。

パープルガーネットルース
ガーネットの中でもバーブルガーネットという紫色のものなんかも決して50代の方に浮きすぎない色味です。
ちなみにこれは指輪はもちろん、その他にも色々なジュエリーにお仕立てできます。
メレダイヤで取り巻いてもいいし、1粒をそのままにしてゴールドだったり、アンティーク調ゴールド、つや消しのマットな感じにしたりして金属の質感を押さえて石を際立たせてあげるデザインなんかも良いんじゃないかと思います。

50代女性の美しさを引き出してくれるピンク系カラーストーン

50代におすすめのカラーストーンジュエリー

カラーストーンはたくさんありますが、自分自身が良いなと思ったらそれが一番。
同じ宝石でもちょっとした色味の差やカットの違いで輝き方が違ってみえるんです。
肌の色は人それぞれなので自分が好きだって思うものを実際に指に乗せてみることで、どの宝石、どの指輪やネックレスが肌色の美しさを引き出してくれるかなと試してみてほしいです。

50代くらいになるとジュエリーだけでなくファッションなど色々なものを楽しまれてきていると思います。その上でご自身の好きなものがある程度まとまってきているのではないでしょうか。
あとは若い頃にはピンクや赤に興味が湧かなかったり敬遠していたりしたけど、年齢を重ねて50代になった時に可愛げや優し気な雰囲気、まろやかさが欲しくなった時にピンクに目がいくようになったら試してみてほしいなと思います。
ご褒美ジュエリーや一生ものになるような指輪やネックレスをカラーストーンでお仕立てしてみませんか?

ピンクのカラーストーンはこちらでご紹介したものの他に、ジュエリーハナジマの店頭にもたくさんあるので、是非お肌の上に乗せて合わせてみてください。
365日のお誕生日石では、ピンクをはじめ様々なカラーストーンを掲載していますので、
よりパーソナルなジュエリーをお探しの方にもおすすめです。
こちらも是非ご参考ください♪

50代におすすめカラーストーンジュエリーいかがでしたでしょうか?

宜しければチャンネル登録宜しくお願い致します!

 

2024年のジュエリー業界はこれが来る!

ようこそジュエリーハナジマへ!
皆様あけましておめでとうございます。今年も何卒よろしくお願いいたします。
2023年はおかげ様で忙しく、新たなお客様との出会いや色々なことがあった1年でした。

さて、今回の記事では「2024年のジュエリー業界はこれが来る!」と予想してみたいと思います。

1.多様性を持つブライダルジュエリー

ラザールダイヤの結婚指輪

1つめは、ブライダルジュエリー。
この分野において、大分変化が起きてくるのではないかなと考えています。
昨今、婚約指輪を贈る方はどんどん減ってきています。その理由として、所得の問題や、女性側が婚約指輪にお金をかけるよりも結婚生活に重きを置きたいという合理的な考えなどが挙げられます。
ただ、結婚10年後に婚約指輪について聞くと、
「やっぱり欲しかった」
「やっぱり贈りたかった」
そういった声もあります。表面的に見ると婚約指輪の取得率は減少していますが、長期スパンで見ると実は違う側面があるんです。

そこで、実際にジュエリーハナジマに来店されるお客様を見ている限り、お母様やおばあ様から譲られた「立爪」をリフォームして婚約指輪を作りたいという方が今年以降増えていくと思います。
ジュエリーリフォームの認知度が上がっているという事もありますし、ヨーロッパ的な受け継ぐという文化が日本にも広まってきているのではないでしょうか。

  • 婚約指輪は買わなかったけど、その分結婚指輪をゴージャスなものにする
  • 毎年指輪を新しいものにしたり節目の時に買い替える

こういった考えもあります。
ブライダルジュエリーも「こうしなきゃいけない」というより、自分達らしく今後の夫婦像を描くような多様性のあるものになっていくのではないでしょうか。

2.大事に受け継いで使っていくリフォームジュエリー

ジュエリーハナジマのリフォーム事例

2つめは、先程少し触れたジュエリーのリフォーム。今後はよりリフォームのご相談が増えていくと思います。
今の日本の高齢化社会に伴ってジュエリーを継承していく方が増えていきます。
実際にジュエリーハナジマにも「譲られたけどこの宝石は何ですか?」というような相談だったり、「形見の宝石で…」とたくさん持ってこられる方も多いです。
だからこそ、その宝石に対しての価値、どういった背景があるのか、そうしたことを我々ジュエリー業界のものがお伝えしていくことが今後より大事になってきます。
新しく作ったものを消費していくバブル時代のようではなく、消費もしつつ大事に受け継いでいく、大切に使っていくっていう考えがもっと深まると思います。
特に宝石は良いものはずっと使えますから、ジュエリーのリフォームをする方が増えるのは我々にとっても嬉しいことです。

3.自己表現をするカラーストーン

ジュエリーハナジマオリジナルのカラーストーンとダイヤのリング

3つめは、個性を表現するという視点から、パライバトルマリンやピンクダイヤモンドなどのカラーストーンの注目度っていうのは今後もっと上がっていくはずです。
というのも、ジュエリーハナジマのホームページの「365日の誕生日石」というページがのアクセスがとても増えていますし、私の誕生日の宝石ってこうなんだ、私の色ってこうなんだ、ということでカラーストーンという自己表現がもっと注目されると思います。
見ているだけでも楽しいですし、宝石の特性や知識も併せて知っていただくと、石の状態からジュエリーに仕立てていく時により楽しめると思います。

4.より希少になっていくファンシーカットダイヤモンド

プリンセスカットのダイヤモンドルース

4つめは、ファンシーカットダイヤモンドです。
理由としては、ダイヤモンドの鉱山鉱脈がどんどん減少していったり、2030年までに今まで採掘されていたところが閉山するという情報が出ていたりする中、当然ダイヤモンド全体の採掘量も減ってきています。
ファンシーカットは原石から取れる面積の量がラウンドのダイヤと比べると広いため、良質な原石からでないとカットしづらいです。だからこそ、綺麗で輝きまで楽しめるファンシーカットダイヤはより希少になっていくはずです。
自己表現やアイデンティティを表すものとしてファンシーカットのダイヤモンドに注目していただきたいなと思います。
ジュエリーハナジマで扱っているラザールダイヤモンドでは、エメラルドカット、ラディアントカットのものはもう10年以上入荷していないんです。社長からもオファーをしていますが、それなりの大きさはもちろん、綺麗で輝きまで楽しめるまでに見合う原石がないからだそうなんです。
市場に出回るファンシーカットとラウンドのダイヤの比率は、1対99というようなイメージですから、この先美しいファンシーカットダイヤを手に入れるのは、より厳しくなっていくと思います。

5.ゴールドジュエリー

地金ジュエリー、ゴールドのリング

最後、5つめはゴールドジュエリーです。
地金系ともいいます。
今後もっと人気が出ていくでしょうし、コーディネートとしてより需要が高まるんじゃないかなと思っています。
プラチナのジュエリーしか持っていないという方も多いと思いますが、そこでゴールドジュエリーを取り入れるのかとなった時にざわつくというか、「いいのかな?」と疑問に感じてしまう方もいらっしゃいます。
でも、疑問を持たなくても大丈夫!ジュエリーのコーディネートを楽しもうという発想から、イエローゴールドやピンクゴールドを持たれてもいいと思います。
実際に目の前でお客様自身がプラチナ、イエローゴールド、ピンクゴールドを着けてみた時に、着ける前と後では感じ方が全然違います。自分ではピンクゴールドが似合うと思っていたのに、着けてみたらイエローゴールドの方が映える、というのもよくあります。
ゴールドは金相場の注目度はあると思いますが、それはそれで、ゴールドジュエリーはまた別物として改めて注目していただければなと思います。

ジュエリーハナジマが思うジュエリーとの向き合い方

ジュエリーハナジマのオリジナルジュエリー

2024年のジュエリー業界はこれが来る!という事でざっくり5つ紹介しましたが、安直にここでこうだと言い切らずに、このブログを見て下さる方が「自分自身ならどうなんだろう」というようにご自分に問いかけてみたり、自分の目で見て、自分の感性を高めて、宝石と向き合ったりしていただきたいなと思っています。

宜しければチャンネル登録宜しくお願い致します!