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【創業秘話、そしてこれから…】ジュエリーハナジマのブランドストーリー

ようこそ、ジュエリーハナジマへ

東京都江戸川区西葛西にあるジュエリーハナジマの代表取締役社長、花島路和です。

ジュエリーハナジマのYouTubeチャンネルは、ありがたいことに宝石業界の方々からも注目していただいています。
さまざまな展示会や会場でお会いすると、「チャンネル、見ていますよ」とお声がけいただくことも多く、とても励みになっています。

今回のブログでは、ジュエリーハナジマのブランドストーリーをお話いたします。

すべては一粒の輝きから始まった、ラザールダイヤモンドとの出会い

ラザールダイヤモンド

私がまだ小学生だった頃のことです。
銀座の三笠会館で、両親と一緒に食事をする機会がありました。
記憶が確かであれば、小学校低学年だったと思います。

その席にいらっしゃったのが、世界で最も美しいダイヤモンドを生み出すと称される
ラザール・キャプラン・インターナショナルの創業者、通称「ミスター・ダイヤモンド」。

「これが、私がカットしたダイヤモンドだよ」
そう言って見せていただいたダイヤモンドは、言葉を失うほどの輝きでした。

テーブルの上でコロコロと転がるたび、七色の光があふれ出し、胸がドキドキするほど美しかったのを今でも覚えています。

当時の私は、小学1年生から絵画教室に通い、特に色と色を組み合わせるような表現が大好きでした。
その私の目に映ったダイヤモンドの七色の輝きは、まるで何層にも何層にも重なる虹のようで、強く心に焼き付いたのです。

後になって、「あれが世界一のダイヤモンドなんだよ」と聞きました。
この体験が、私の中にダイヤモンドへの原点を作ってくれたのだと思います。

宝石店で育った私、ジュエリー業界でのキャリアの始まり 

ラザールダイヤモンド

その頃、父はすでにジュエリー業界で仕事をしていました。

父は「日本ダイヤモンドクラブ」を設立し、日本のジュエラーが自ら宝石を買い付け、オーダージュエリーを手がけ、
お客様を何よりも大切にする、そんな志を持って学び合う場を作っていました。

また、世界で最も美しいとされるラザール・キャプラン・ダイヤモンドを、日本に初めて紹介したのも父です。

私は小学生の頃から実家の宝石店を手伝い、お茶を出したり、片付けをしたりと、生業としてごく自然な形で店に関わっていました。
生まれ育った場所に、世界最高峰のダイヤモンドや素晴らしい宝石が並んでいたことは、私の人生に大きな影響を与えたと思います。

ある時、父からこんな言葉をかけられました。

「君はお客様の話をまっすぐ受け止めて、どうしたら一番いい形になるかを本気で考えている。商人に向いているよ」

その言葉は、今でも私の支えです。

ニューヨークで学んだ、輝きの本質

ラザールキャプランニューヨークで買い付けをする花島路和

大人になり、私は次男という立場もあり、実家ではなく別の場所で日本一を目指そうと決意しました。
大手宝飾品専門店に入社し、副社長を目標に、がむしゃらに仕事に打ち込みました。

何千ピースものダイヤモンドを見続ける中で、

ダイヤモンドには一つひとつ個性があること

どの石が、どんな輝きを秘めているか

それを見抜く目を、徹底的に鍛えました。

さらに、ニューヨークのラザール・キャプラン・インターナショナルで学ぶ機会も得ました。
「そこまで熱心なら、実際にカットを体験した方がいい」
そう言われ、ダイヤモンドのカットも自ら体験しました。

ダイヤモンドの輝きは、原石の質だけでなく、
どの方向から、どの形で、どの大きさにカットするか
そのすべてをカッターが決めます。

よく鑑定士やジェモロジストという職業がありますが、彼らの仕事は例えるならDNA鑑定。
天然であること、履歴が正しいことを証明する役割です。

一方で、輝きを決めるのはカット。
私は、その輝きを誰よりも見抜き、心が震えるほどドキドキするほど美しい宝石を選び抜き、それを手にする方の生きた証としていただきたいのです。

銀座ではなく、西葛西に店を構えた理由

ハナジマNEW店舗

実は独立当初、私は銀座・みゆき通りに面した27坪の物件を借りる予定でした。

1階はショールーム、2階はデザイン室と事務所。
内装デザインもすべて決まり、手付金を支払い、白いグランドピアノを置き、床はすべて大理石にする――そんな、今思えば少し生意気とも言える夢を描いていました。
中央通りの歩行者天国で、私自身が選び抜いたダイヤモンドを太陽の光の下でご覧いただく……そんな情景も思い浮かべていたのです。

しかし、着工を目前にした1週間前、最愛の父が脳梗塞で倒れてしまいました。
もともと心臓病を抱えていたこともあり、医師からは「遠くで仕事をしていたら、お父様の最期に立ち会えないかもしれません。仮に回復の可能性があったとしても、すぐに病院へ連れて来られなければ命に関わります」
と告げられました。

銀座から実家へ戻るにはどうしても時間がかかります。
悩んだ末、手付金を放棄し、銀座での出店は断念する決断をしました。

父が倒れてから、約1年の時間を経てご縁があったのが、この西葛西という場所です。
銀座で予定していた店舗デザインを約半分にし、現在のお店が形となりました。
実家にもすぐ戻れるこの地に、私は店を構えることにしたのです。

今振り返ると、この選択は間違っていなかったと心から感じています。
東京都内のさまざまな有名宝石店を巡られたお客様が、銀座を越えて江戸川区西葛西まで足を運び、
「最初からここに来ればよかった」
そう言ってくださる――その言葉を、私は何よりの褒め言葉として大切に受け取っています。

良い宝石には、必ずストーリーがある

ペアシェイプパライバNC1_R

私が一番大切にしているのは、
日常の中で、身につけた瞬間に心がドキドキ・ワクワクする輝きです。

特に、雲ひとつない晴れた日の太陽光の下。
その光を浴びた宝石が放つ輝きは、疲れさえ吹き飛ばしてくれます。

実は私自身も、疲れた時にはお気に入りのダイヤモンドを持って、ホテルのラウンジに行きます。
ほのかな光の中で七色に燃えるように輝くダイヤモンドを見ると、思うのです。

宝石は嘘をつかない。ダイヤモンドは嘘をつかない。

輝きこそが、その人の価値。
そこには、ストーリーがあり、永遠に続く物語があります。

お二人で選び抜いた宝石、
ご自身で「これだ」と感じた宝石。
その想いを大切に、形にしていきたい。

イニシャル、誕生石、デザイン――
どこか一つに、必ずその方だけのこだわりを込める。

そして完成したジュエリーを、写真や映像として思い出に残し、プレゼントする。
それが、私たちジュエリーハナジマの仕事です。

デザインの好みは、人それぞれです。

お母様が好きなデザインを、お嬢様も好きとは限りません。

だからこそ私は、 時代や好みが変わっても価値を失わないものこそ、本当の宝石だと思っています。

それは大きさではありません。

0.1mmほどの小さなダイヤモンドでも、目を奪われるほど輝く石はあります。

その一粒を、結婚指輪の内側に、表に、あるいは他の宝石の間に添えるだけで、全体の輝きは格段に豊かになります。
それこそが、宝石商としての最高の喜びです。

「一日にお迎えできるお客様の数」を大切にしている理由

デザイン画と一緒に_R

宝石のお仕事を、どうしても丁寧にさせていただこうと思うと、
実は1日にお相手できるお客様の数は限られてきます。

ただ「物を売る」作業であれば、1時間に2人、3人と対応することも可能でしょう。
しかし私たちが大切にしているのは、

・その方の思いのこもった作品をつくること
・お譲りするために新たなデザインを考えること
・数多くの宝石の中から、「本当に美しい」と感じるものを選び抜くこと

こうした過程を、時間を忘れるほど楽しんでいただくことです。

「宝石商にとって一番大切な仕事とは何ですか?」
この質問をよくいただきます。

それは、
選んでいる宝石が本当に良いものかどうかを、ご自身で判断できる“目”を持っていただくこと
だと考えています。

これは人との出会いにもよく似ています。
本当に魅力的な人ほど、はっきりとした個性を持っていますよね。

例えば、
ジョニー・デップ、トム・クルーズ、レオナルド・ディカプリオ。
皆さん世界的に有名で、ドキドキするほど素敵ですが、個性はまったく違います。

宝石も同じです。
すべてが天然のものですから、ひとつひとつ必ず個性があります。

その違いを選び取るためには、
「私はこういう石が好き」
「この輝き方が好き」
という、ご自身の感覚が“頂点”を越える必要があります。

その一歩手前までは、まだ「持っている個性」の段階なのです。

お見合いに例えるなら、

最初は、履歴書を見て「良さそうな人」
次に、話してみて「いい人だな」と感じる人
そして最後に、「ドキドキしてたまらない人」

私たちは、その「ドキドキする気持ち」を何よりも大切にしています。

宝石は、類まれな美しさを持ち、希少性があり、
300年以上にわたって受け継がれていくものです。

この二つが合わさることで、
思い出となり、次の世代へ、そして100年先の世代にまで想いを伝える作品になります。

だからこそ、
お客様ご自身が宝石を選び抜くという“最終段階”を、
心から楽しんでいただくために、私はこの仕事をしています。

お越しいただくお客様に、
冷静な目で見て、しっかりと理解していただけるように。

人の役に立ち、
必要とされ、
愛され、
褒められる。

この4つがなければ、私どもの会社では「仕事」とは言いません。

そしてこの4つがそろったとき、
生き甲斐と働き甲斐を、お客様からいただけるのです。

宝石やジュエリーを通して、
お客様が笑顔で、喜んでお帰りになる。
その記憶が、10年、50年、100年先までも形として残っていく。

このような仕事は、他にはないと思っています。

私たちは、お金ではなく、笑顔に換算して仕事をさせていただいております。

お客様の喜びのお声は、何よりの励み

私が考えるお客様からいただく一番の評価は、
「このあいだはありがとう、○○へ行ったからお土産よ」
と、ふらりと立ち寄ってくださる、そうしたお気持ちだと思っています。

また、
「お店から帰る途中、西日が差し込んだとき、
ダイヤモンドの輝きが車のダッシュボードに反射して、
虹色の光の輪がいくつも現れたのを実際に目にしました」
という、驚きと感動のメッセージをいただいたこともあります。

お礼状をいただいたり、
メールやLINEで想いを伝えていただいたり。
それらすべてが、私にとって何よりの喜びであり、励みです。

私には、世の中に知られた大きなブランドはありません。
ですから、ブランド力では勝てないことも、正直たくさんあります。

けれどその分、
心が温まるおもてなしと、
本当に美しく、最高に輝く宝石たちをご用意してお待ちしています。

ジュエリーハナジマが目指す、これからのかたち

色んな石の組み合わせ_R

お客様が、いつお越しになっても
「見たいものがきちんと揃っている」
そんなお店づくりを、これからも目指していきたいと考えています。

実は昨年、
エタニティリング、一粒ネックレス、一粒ピアスといった定番アイテムを中心に、

・ピンクゴールド
・イエローゴールド
・ホワイトゴールド
・プラチナ

さらに、

・爪留め
・彫り留め
・レール留め

素材とダイヤモンドの留め方を含め、フルラインでご用意しました。

というのも、
ここまで揃えているお店は、実はほとんどありません。

私が思う「素晴らしいお店」とは、
お客様をがっかりさせないお店です。

「実際に見てみないと決められないのに、お店には置いていなかった」
そんな残念な思いをしてほしくない。

だからジュエリーハナジマでは、
たくさんの中から、楽しみながら、ワクワクしながら、
見て、着けて、比べていただける環境を整えています。

そして2026年は、
「これこそオーダーメイド」と言っていただけるものを、
形にしていきたいと考えています。

例えば、男性のスーツで言えば、
触れた瞬間に、生地や裏地の違いがわかるような一着。

「これは世界にひとつしかない」
そう感じていただける作り方に、挑戦していきます。

ジュエリーハナジマには、
ダイヤモンド、カラーストーン、半貴石、パールを合わせて、
3万ピースを超える宝石があります。

宝石商が目指したいお店の形が、
ここにあると思っていただければ幸いです。

ピンク、グリーン、イエロー、オレンジのカラーサファイアを並べたり、
ベビーパールやダイヤモンドと組み合わせてみたり…。

そんなふうに、宝石で“遊ぶ”ことができるのです。

お客様には、
宮中の王女様のような時間を過ごしていただきたい。

ジュエリーハナジマという宮殿で、
お抱えの宝石商を目の前に、
お好きな宝石を、お好きなデザインでお仕立てする。

それはまるで、
最高の素材を目の前で選び楽しむフランス料理のような体験です。

これこそが、
参加型エンターテインメントジュエリーの究極だと思っています。

その過程の中で、
「これがいいから、いつか作ってみようかな」と思ったものを画像に残し、
「よし、今度は仕事を頑張って、あれを作ろう」
そんな気持ちになるのも、宝石の持つ力のひとつです。

そうして生まれたジュエリーは、
本当に可愛らしく、愛着も何倍にも膨らみます。

そんな“遊び心のある仕事”を、
次のステップとして考えています。

お客様の「遊び」と「楽しみ」をたくさん叶え、
それを楽しみに来てくださる方を、
これからもどんどん増やしていきたい。

そして、心から喜んでいただけるお店であり続けたいと思っています。

ぜひ、楽しみに東京都江戸川区西葛西にあるジュエリーハナジマへ遊びにいらしてくださいませ。